今回は駄目な飲食店(よくない飲食店)のよくある失敗話をします。
駄目なお店と言うのは、はっきり言うと繁盛していないお店です。
もっと言えば、お客さんから支持されていないお店のことですね。
お客さんから支持されていない = 駄目な店という訳です。
その駄目な店の中から、今回は、ちょっと駄目なお店のお話をします。
ちょっと駄目なお店は、お客さんが来ないから暇です。
暇ですから、お店の責任者(オーナー)は「売上げが少ないから経費を
抑えねば・・・」と考えます。
これは当然のことです。
無駄な費用を抑えて、少しでも営業利益を多く残すことはビジネスとし
てあたりまえのことです。
でも駄目な店の場合、冷静な判断ができない状態なので、始末が悪い
のです。
アルバイトさんの労働時間を削減します。
社員さんの残業手当をカットしたり、もっとひどい場合は減給したりします。
食材費用を抑えるため、近所のスーパーで見切り品を購入して、お客様
に提供します。
お店の責任者(オーナー)さんは、それこそ経費削減に必死になり飲食業
の本質部分を見失うのです。
お店が暇なのは、原因があります。
その原因を追究することもせず、「売上げがないから出費を抑えろ!」の
考えだけでは、いずれそのお店は潰れてしまいます。
駄目なお店から抜け出すために、客観的な現状分析ができないと、何を
やっても無駄に終わるのです。
その客観的な現状分析とは、以前にもここで書いたFFSSAAの6項目を
お客様の立場になって、考えてください。
当たり前のことが、当たり前にできていることが、何よりも最優先です。
それすらできていない・・・できていないことに気付いていないのが、駄目な
お店の根源です。
もっと厳しく言うと・・・ 駄目な店 = 駄目な責任者(オーナー)
と言う図式はおのずと、見えてきますね。
さてさて、いつまで駄目なお店の状態で経営を続けますか?